マッサージ最短習得法 !ポイントを分かりやすく解説します

セラピストとして
またはセラピストを目指す人達が
新しいマッサージや技術を覚える時の
ステップって知っていますか?

どこからスタートしたら
一番効率的なのか?

セラピスト歴30数年、
セラピスト歴20数年の島田淑子が考える
「マッサージ・技術最短習得法」
について
お伝えしますね。

マッサージという言葉ってセラピストは使えません

まず最初に
タイトルではわかりやすくするために使いましたが
「マッサージ」という言葉は
私たちセラピストは使えません。

マッサージとは
「マッサージ師」
だけが使っていい言葉。

ちゃんと国家資格を
取ったかただけが使えるのです。

国家資格を持たない方で

  • リンパマッサージやってます
  • アロママッサージやってます
  • かっさマッサージやってます

と掲げているサロンはホントに多い。

でもこれは違法です。

私たちリラクゼーションセラピストは
施術やトリートメントなどと呼ぶのが
一般的です。

セラピストとして技術習得スタート!まず最初に行うことは?

さあ、セラピストになろう!
とスタートしたら
まず一番最初に何をするべきでしょうか?

そう、一番最初は
「型を覚えること」
です。

具体的には
「施術マニュアルを全て覚えること」
施術のマニュアルは通常イラストや写真に
線や円が入っているもの。

ボディトリートメントでいうと、
身体1体分
それぞれのパーツごとに
マニュアルになっているのが普通です。

そしてそこには
それぞれのパーツをどのように施術していくのか
どんな手技でおこなうのか
何回繰り返すのか
というようなことが書かれているはずです。

この

・どこを
・どんな手技で
・何回行うのか

これを全て覚えてしまいます。

まずは動画やテキストを見て
同じ動きができるようになる。

そして次は
動画やテキストを見ずに
同じ動きができるようになる。

これを
ボディなら1体分。

フェイスなら
クレンジングから
フェイス施術分。

全て覚えることが
最初の一歩です。

覚えるために
「モデルがいなくてできません」
とよく言われることがありますが
覚えるだけなので
実際に手を動かさなくても
頭の中でも可能です。

電車の中で
移動時間に
ちょっとした空き時間に
頭の中で
これを●回繰り返したら
次はこれを●回と
マニュアルを順番に
イメージしながら覚えていきます。

私がセラピスト1年生だった頃も
こうやって施術を覚えていきました。

それこそ
電車の中
お風呂の中
至るところで・・・
まずこの
「動きができる」ようになることが
技術習得の第一歩なのです。

習得の順番で間違えやすいこと

今までたくさんの生徒さんたちに
リラクゼーション技術をお教えしてきて
みなさん、一様にしてしまう間違えが
最初から力加減やリズムを気にすること
です。

技術の動きもまだ覚えていないのに
モデルさんに
力加減はどうですか?
と聞く方のなんと多いことか!

力加減やテンポは
マニュアルが全て覚えられてから
次のステップをして
習得していきましょう。

多少強くても、弱くても
痛くて困るような技術でない限り
最初は気にせず行います。

とにかく勝手に次々手が動く
ここまで身体に型を覚えさせましょう。
これはどんなことを習得する時も同じです。

武道や茶道など
みんな型から入ります。

とにかく最初は
型を覚えてしまう

ということに集中しましょう。

型の次に覚えること

一通り型が覚えられて
手が動くようになったら
次はやっと

  • 力加減
  • リズム

に入ります。

行う施術にもよるかと思いますが
たいていは力加減もリズムも
パーツごとに異なってきます。

この場所はソフトにゆっくり
この場所はちょっと力をいれてテンポよく

など・・・

トータルの施術の中での強弱をつけて
施術全体に立体感を出していきます。

大手化粧品メーカーの美容学校で
エステティシャンを教育していたことがありますが
毎回生徒たちに伝えていたことは
施術のマニュアルは音楽でいう楽譜です。

この楽譜をどう奏でるか
これはみなさん次第。

そして目標は
お客様と一体になれるように
奏でることです。

いい施術ができたな~
と思う時は
お客様と一体になった感じがあるものです。

みなさんには
是非ここを目指していただきたい!

それには1つコツがあります。

いい施術を行う時のコツ

体幹部(背中・お腹)を圧迫するときには
呼吸に合わせて行うこと。

お客様が息を吐いたら
ゆっくり圧迫していきます。

そして息を吸い始めて
身体が上がってきたら
自然と力を抜いていきます。

この
「呼吸に合わせること」で
より深いリラクゼーションへと
お客様を誘導することができるのです。

この時に
自分もお客様と
同じ呼吸になってしまうと
呼吸を合わせやすいので
是非ためしてみてくださいね。

そしてもう1つのコツがあります。

施術の始めは少しリズミカルに
だんだんゆったりしたリズムで行う

施術の最初は
まだお客様はリラックスのスタート地点で
呼吸もそれほど深くなっていないはずです。

ですが
施術の後半には
深い深いリラクゼーションに入っているはずです。

最初の呼吸の深さと
中盤以降の呼吸の深さは
違ってきて当然です。

ですから
その呼吸の深さに合わせて
リズムも少しゆったりと行っていきます。

そうすることで
自宅で眠っている時の何倍も深く
リラクゼーションに入れると言われています。

ここがお金を支払ってまで
リラックスしていただく
1つの意味でもあるわけです。

リラクゼーションの大切さ

私たちセラピストがお客様に提供できるのは
「リラクゼーション」のみ。

国家資格を持つ
マッサージ師たちができるような
治療効果を求めることはできません。

ですが
リラクゼーション産業はきちんと国で
職業として認められています。

では
リラクゼーションの意味とは
なんでしょか?

ストレス社会と言われる昨今
この
リラクゼーションが人々の身体に
大きな影響を与えることがわかってきました。

ストレス社会を生きる現代人は
自律神経系の交感神経という
戦いの時に働く神経が優位になりがちです。

交感神経が優位だと
どうなってしまうのか?

それは
いつも戦闘モード
だということです。

例えば

  • 敵が襲ってくるときにゆっくり食事をして消化されますか?
  • 敵が襲ってくるときにゆっくり排便できますか?
  • 敵が襲ってくるときにゆっくり眠れますか?

こういうことです。

交感神経と拮抗して働くのが
副交感神経です。

こちらはリラックスした時に
優位になる神経ですが
現代人はこの副交感神経のスイッチが入りにくい
それよって様々な不調を引き起こしている
と言われています。

ですから私たち
リラクゼーションを業としている
セラピストたちが
副交感神経のスイッチを
入れやすい身体にしてあげるために
リラクゼーションを提供するわけです。

  • 治せます
  • 改善します
  • よくできます

とは言えませんが

いい施術、
いいトリートメントを行うことで
副交感神経のスイッチを入りやすくして
結果的にお客様に
「効果感」を感じていただけることは
十分可能なのです。

そのためにも
型を覚えたら
お客様と一体になれる

  • 力加減
  • リズム

を習得してみてくださいね。

具体的にどう学べばいいのか?

技術習得には

  1. 型を覚える
  2. 力加減、リズムを身につける

このステップで進みましょう
とお伝えしましたが
では具体的にどう進んでいけばいいのでしょうか?

①型を覚える

前にもお伝えしたように
とにかくマニュアルを
全部覚えてしまいましょう。

この時に通学コースでは
インストラクターのデモンストレーションは
1度しかみることができないのに対して
動画のある通信講座では
動きを何度でも動画で確認することが可能です。

技術習得には
動画のある通信講座がおススメです。

②力加減、リズムを身につける

ここはとにかく
たくさんの人で練習させてもらうしか
上達はありません。

とくに力加減は

  • 自分の好み
  • 相手の好み

  • お客様の骨格の違い

などもあって
インストラクターがなかなかお伝えするのが
難しい部分でもあります。

ただ1つ
普通の人には強い施術は必要ないのです。

よくお客様に求められるがままに

どんどん強い施術に
なっていくセラピストをみかけますが、
これはお客様の身体にとっても
いいことではありません。

何度も言いますが
私たちの提供するものは
「リラクゼーション」です。

たとえ求められても
たとえお客様が
気持ちいいとおっしゃっても
身体や筋肉に力が入ってしまったり
ダメージを与えてしまう施術は
行うべきではないと思います。

いい施術は

  • 最低限の力加減で
  • 身体の力が抜けて
  • 筋肉や心がほぐれる

もの。

そこに力は
必要ないと思います。

効率よくほぐすためには
骨格や筋肉の他に
東洋医学の経絡やツボなどを
知っておくといいでしょう。

とくに経絡をきちんと
使いこなせることで
凝っていたり
問題があったりする場所を
直接アプローチしなくても
もっと遠隔でアプローチすることが
できるようになります。

これからセラピストを目指す人にも
既にセラピストで新しい施術を導入したい人にも
是非、東洋医学ベースのものを
1つお持ちになることを強くおススメします。

セラピストの技術習得のステップは

  1. 型を覚える
  2. 力加減・リズムを習得する
  3. 力はいらない

です。

是非お客様と一体になれる
素敵なセラピストになってくださいね。

セラピスト歴20年以上の島田淑子が教えています

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