薬膳とは?資格を取る時や暮らしに使うポイントは?

薬膳を家庭で、
仕事で活かしたい人が増えていますね。

今回は

  • 薬膳とはどんなものなのか?
  • どういう資格を取得した方がいいのか?
  • 薬膳だけで身体は整うの?

などを解説していきますね。

薬膳とは?

薬膳は東洋医学の考え方をベースにした
食事療法のことを指します。

東洋医学の一部として3千年前から
漢方薬とともに使われてきた長い歴史を持っています。

古代中国では帝王の健康を預かる官職として
「食医」という者が置かれていました。

それほど
健康と食との結びつきを大切にしていたのですね。

中国最古の薬学書「神農本草経」には

食べ物を

  • 上品(じょうほん)
  • 中品(ちゅうほん)
  • 下品(げほん)

3つに分け

  • 上品:いつでも毎日食べていい食材
  • 中品:病気になった時に使う食材
  • 上品:薬効は強いが使い方に注意が必要な食材

としています。

家庭で使える薬膳としては上品十分。

それは漢方薬局などで特別に手にれる必要のない
普通にスーパーで手に入るもので十分なのです。

薬膳で一番大切なこと

薬膳で一番大切なことは
「東洋医学的に
その人のその時の身体が診たてられるか」
です。

この診たてを飛び越えて
薬膳的に食材を選ぶことはできません。

よく
冷え症なら生姜やネギを食べましょう。

こんな薬膳の情報を目にしますが
これは薬膳1年生の情報です。

本来はその人それぞれが
なんで冷えているのか?
何が原因なのか?
それを東洋医学的に計ってみる必要があります。

例えば

  • 身体に余分な水が多くて冷えている
  • 身体に必要な血が少なくて冷えている
  • 血の巡りが悪くて冷えている
  • 身体の熱が作り出せずに冷えている

こんな風に分けることができます。

冷え性対策については
別の記事にまとめています。
» 冷え性対策「あなたの冷え性はどのタイプ?」


このそれぞれに
食べた方がいい食材、
食べない方がいい食材が違ってきます。

またこの4つのタイプは
1つにスパっと決まることは少なく
ほとんどが複合です。

この複雑な身体の状態を東洋医学的に計れてはじめて
薬膳的に食材を選ぶことができるのです。

どんな資格を取得すればいいのか?

様々な団体が薬膳の資格を作っていますが
どこで選べばいいのか迷ってしまいますね。

第一に
「東洋医学的な診たて」
をしっかり学べるところを選びましょう。

薬膳料理教室などは
診たてなくレシピに特化している場合もあります。

それでは
体調を整えたり体質を変えたりすることには
使えないことが多いので注意しましょう。

前述「薬膳で一番大切なこと」でも
お伝えしたように
薬膳を使うためには
東洋医学的な診たてができることが必須となってきます。

診たてができて始めて
身体が変えられる食材を
選ぶことができるようになるのです。

薬膳だけで身体は整うの?

薬膳は
東洋医学のとても大切な要素です。

日々の食事が身体を作っていることは
多くの人が感じていることです。

さらにその毎日摂っている食事が
自分の身体に合ってなければ
不調へと繋がっていくことも
わかってきている方が増えています。

日々の食事は大切ですが
薬膳の考え方だけで
本当に身体は整うのでしょうか?

最先端の栄養学で言われている
炎症を起こさない身体づくりや
糖質との付き合い方
油の摂り方
腸内環境のこと。

これらは薬膳の考え方にはなく
そこも含めて身体をみていかないと
薬膳だけでは間違いをおこしてしまう可能性があります。

昔と今の違いを生活習慣の違いを
考慮することも大切です。

また食事はもちろん大切ですが
例えば「腰痛」になった時に
薬膳で改善することができるでしょうか?

もちろん根本改善として
食の見直しは重要です。

ですが、今、
この痛い腰痛を
薬膳で改善しましょう

というのは
ちょっと道のりが遠すぎますね。

最先端の栄養学の情報と
外側からのケアの方法を
薬膳とともに持ったら最強なのではないでしょうか?

漢方薬を飲む時は必ず薬膳が必要

漢方薬を飲んでいる人
漢方薬を飲もうかなと思っている人は
とても多いのではないでしょうか?

でも漢方薬を処方されたときに
食事指導までしてもらっているという方が
どのくらいいらっしゃるでしょうか?

漢方薬を飲む時には
薬膳的に同じ方向で食事をすることが必須です

そうお伝えすると
びっくりされる方がほとんどです。

例えば身体を温めながら
血の流れを良くする漢方薬を飲んでいるのに
食事では身体を冷やしたり
血の巡りを悪くするものばかり食べていては
薬の効果は半減するどころか
マイナスになってしまうかもしれません。

せっかく漢方薬を飲むのなら
薬膳的に食事を合わせるスキルを持ってみましょう。

薬膳に決定的にたりないもの

特に日本の薬膳に決定的に足りないことは
「経絡(けいらく)」的に
身体をみないことだと思います。

経絡とは身体の表面に通っている
エネルギーの通り道で
必ずどこかから身体の中に入って
内臓につながっているルートです。

薬膳講座ではこの経絡を教えているところは
ほぼないと思います。

ですが鍼灸師として身体をみていると
この不調はどの経絡上の問題なのか
とても気になります。

経絡を知ることは
身体を立体的に診ることにつながります。

例えば頭痛は
頭のどこが痛いかで
対応する経絡が変わります。

ということは
関連する臓も変わってくるということです。

どの経絡上の問題なのか
これを知っておくことで
特に痛みや体表面の問題に
もっと深く
東洋医学的にアプローチできるように
なるのではないかと思います。

薬膳に加えて持っているといいスキル

前述の「薬膳だけで身体は整うの?」
でもお伝えしたように
特に痛みや体表面の不調には
薬膳だけでは道のりが遠すぎます。

せっかく東洋医学的に
身体を計れるスキルを身につけても
食事の組み立てだけでは
足りない部分がたくさんあります。

東洋医学的な診たてを身につけて
本格的に薬膳を組み立てられるようになったら
もう1つ
外側からのケア方法を併せて持っておきましょう。

そういう意味でおススメは
かっさです。

最後に:薬膳とかっさを使いこなせたら最強

かっさと薬膳は
同じ東洋医学がベースになっていること
セフルケアがしやすいこと
ツボなどピンポイントな場所を使わない
ので
大きなラインでとらえればいいところなども
おススメの理由です。

東洋医学的な診たてができて
薬膳的に食材をチョイスして組み立てられる
外側からかっさでケアできる
そんなとこがトータルでできたら
家庭でのセルフケアとしては
十分ではないでしょうか?

もちろんこれを
仕事に活かしていただくことも可能です。

薬膳とかっさ
セルフケアに
仕事に
使いこなせたら
東洋医学メンテナンスとして最強ですね。

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